木の香りと21時の灯り——東海市立横須賀図書館
尾張横須賀駅を降りたら、もうそこが図書館。木の香りが漂う館内と、持ち込んだご飯も食べられる街角サロン。21時まで開いている、駅前の小さな隠れ家。

※画像はAIによる外観イメージです。実際とは異なります。
木の香りと21時の灯り——東海市立横須賀図書館
尾張横須賀駅の改札を出て、数十秒。 「まなぶん横須賀」と書かれた複合施設の1階に、その図書館はある。
駅前に図書館がある、というだけで少し得した気分になるのはなぜだろう。
扉を開けた瞬間、木の香りがした
中に入ってまず気づいたのは、匂いだ。
ほのかに漂う、木の良い香り。内装に使われた木材が、静かな館内に柔らかい空気をつくっている。新しい図書館特有の、あの清潔感と温もりが同居した感じ。2019年開館と比較的新しい施設だけあって、どこを見ても気持ちよく整っている。
広くはない。でも、狭さを感じさせない。それが横須賀図書館の第一印象だった。
「街角サロン」という名の、正直すぎる休憩スペース
1階入口すぐそばに、ガラス張りの明るいスペースがある。その名も街角サロン。
約20席、自動販売機あり、飲食OK。持参したお弁当もここで食べられる。図書館に来て、ご飯まで食べられるとは思っていなかった。ちょっとしたカフェ感覚で使えるこのスペースは、学生から仕事帰りの大人まで、なんとなく居心地よく時間を潰せる場所だ。
尾張横須賀駅を使う通勤・通学者が「帰りにちょっと寄る」場所として機能している光景が目に浮かぶ。
4階の学習スペース、100席の本気
エレベーターで4階に上がると、雰囲気ががらりと変わる。
図書は一切ない。あるのは100席の学習スペースだけだ。1人用の机と4人掛けのテーブルが並ぶ、静かで広いフロア。集中して勉強したい人、資格試験の勉強に使いたい人、そういう利用者のことだけを考えて設計されたような空間だ。
1階の街角サロンで軽く本を眺めて、4階で集中して勉強する——そういう使い方がこの図書館には似合っている。
21時まで開いている、ということの価値
愛知県内で21時まで開館している図書館は珍しい。
仕事帰りに立ち寄れる。夕食後にふらっと来られる。そういう「夜の図書館」としての役割を、横須賀図書館はちゃんと持っている。駅徒歩1分という立地と、21時閉館という時間設定は、明らかに意図的な設計だ。
小さくても、ちゃんとした図書館がここにある。
基本情報
| 正式名称 | 東海市立横須賀図書館 | |---|---| | 所在地 | 愛知県東海市養父町北反田41番地 | | アクセス | 名鉄常滑線・尾張横須賀駅 徒歩1分 | | 開館時間 | 9:00〜21:00 | | 休館日 | 月曜日(7/21〜8/31の月曜は開館)、年末年始、特別図書整理期間 | | 駐車場 | 55台(施設から少し離れた場所) | | 学習室 | 4階に100席(飲食不可) | | 飲食 | 1階・街角サロンのみ可(持込OK) | | 公式サイト | 東海市公式 |
周辺スポット
平洲記念館 東海市出身の江戸時代の儒学者・細井平洲を記念した施設。米沢藩主・上杉鷹山の師として知られ、東海市では偉人として広く親しまれている。
加家公園 細井平洲の銅像が立つ公園。標高28.5mの展望台から知多半島の景色を一望できる。駐車場はないので徒歩・自転車向け。
玉林寺 元亀天正年間創建の寺院。細井平洲が講演を行ったゆかりの地。郷土の俳人・村瀬帯梅のお墓もある。
こんな人におすすめ
- 仕事・学校帰りに寄りたい人 → 駅徒歩1分・21時まで開館
- 勉強スペースを探している人 → 4階に100席の静かな学習フロア
- お昼持参でゆっくりしたい人 → 街角サロンで飲食OK
- 知多半島ドライブのついでに → 常滑・南知多方面へのルート上