焼き物の街で、本を積む——多治見市図書館
日本一の猛暑の街として知られる多治見は、美濃焼とモザイクタイルの産地でもある。「ヤマカまなびパーク」の2〜4階に構えるこの図書館は、陶磁器関係資料が充実した、街の文化を丸ごと受け止める場所だ。

※画像はAIによるイメージです。実際とは異なります。
多治見といえば、夏の猛暑。毎年のように最高気温ランキングに名前が上がるこの街は、しかし暑さだけではない。美濃焼の産地として、また全国一のモザイクタイル生産地として、焼き物の文化が深く根付いている。
その街の中心部、多治見駅から徒歩5分。「ヤマカまなびパーク」の2階から4階に、多治見市図書館はある。
焼き物の街の図書館らしさ
蔵書数は約40万冊。東海地方の市立図書館としても充実した規模だが、この図書館に特別な個性を与えているのが陶磁器関係資料の豊富さだ。美濃焼や陶芸に関する専門的な資料が揃い、街の産業と文化をそのまま棚に閉じ込めたような空間になっている。
焼き物好きにとっては、モザイクタイルミュージアムや本町オリベストリートとあわせて巡る「知的な一日コース」が成立する。
まなびパークの居心地
複合施設「ヤマカまなびパーク」には、図書館のほかに多治見市学習館(生涯学習支援の拠点)、多目的ホール、美術室・陶芸室などの特別室が入っており、建物ごと「学びの拠点」として設計されている。
図書館フロアは2〜4階に分かれており、児童書から一般書・郷土資料まで幅広く配置。漫画(ハイキューなど)やライトノベルの貸出もあり、蔵書の幅広さも魅力だ。子ども向けの「おはなしの部屋」には靴を脱いで上がれるスペースもあり、ファミリー層にも使いやすい。
なお、図書館フロアでは本を持ち込んでの自習はできない点に注意。勉強・学習をしたい場合は、同じ建物内の学習館(4階)のスペースを利用しよう。
駐車場は近隣の市営豊岡駐車場が利用可能(図書館で割引認証あり)。293台と余裕のある規模なので、車でのアクセスも快適だ。
猛暑の街の、涼しい避難所
夏の多治見はとにかく暑い。そんなとき、エアコンの効いた図書館で本を読みながら涼むという過ごし方は、地元の人も観光客も同じように使える知恵だ。
平日は20時まで、土日祝も18時まで開いているので、観光の合間にふらりと立ち寄りやすい。モザイクタイルミュージアムを見た帰りに、多治見の焼き物に関する本を一冊手に取ってみる——そういう旅の余白が、この図書館にはよく似合う。
基本情報
| 項目 | 内容 | |------|------| | 住所 | 岐阜県多治見市豊岡町一丁目55番地(ヤマカまなびパーク2〜4階) | | 開館時間 | 火〜金 10:00〜20:00 / 土・日・祝 10:00〜18:00 | | 休館日 | 毎週月曜・毎月第3木曜・年末年始・特別整理期間 | | アクセス | JR中央本線・多治見駅より徒歩約5分 | | 蔵書数 | 約404,000冊 | | Wi-Fi | なし | | 電源 | なし | | 駐車場 | あり(市営豊岡駐車場・図書館で割引認証可) | | 学習室 | 図書館内での持込自習不可・同建物内の学習館スペースを利用 | | 公式サイト | 多治見市図書館 |
こんな人におすすめ
- モザイクタイルミュージアムや本町オリベストリートとセットで焼き物めぐりをしたい人
- 美濃焼・陶芸の専門資料を調べたい人
- 夏の多治見遠征で、涼みながら読書したい人
- 名古屋から日帰りで「文化と本」の小旅行を楽しみたい人
周辺スポット
多治見市モザイクタイルミュージアム
全国一のモザイクタイル産地・笠原町にある異色のミュージアム。建築家・藤森照信氏設計の土壁がそびえる外観は一度見たら忘れられない。昭和のタイル製品から絵タイルまで、キラキラとした別世界が広がる。
Google Mapsで見る ›