本棚のある街へ
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·愛知県江南市·約9分

トコトコ歩いて、本と出会う街へ——江南市立図書館(toko⁺toko⁼labo)

布袋駅徒歩1分の複合施設「トコトコラボ」3・4階。ボードゲームにグランドピアノのBGM、学生で賑わう新時代の図書館。

江南市立図書館(toko⁺toko⁼labo)のイメージ

※画像はAIによる内観イメージです。実際とは異なります。

47年の歴史を経て、街が生まれ変わった

江南市の図書館には長い歴史がある。前身の江南市立図書館は1976年(昭和51年)に石枕町で開館し、約47年にわたって市民に親しまれてきた。その歴史に幕を引き、2023年4月1日に新たな拠点として誕生したのが、布袋駅東の複合公共施設「toko⁺toko⁼labo(トコトコラボ)」だ。

「多くの方が、トコトコと気軽に足を運んでいただき、地域のコミュニティの場としての製作室(ラボラトリー)のような施設となるように」——その名に込められた想いは、開館からわずか数年で着実に根付いている。

※江南図書館の旧館(石枕町時代)の記録はこちらの記事もあわせてどうぞ。


布袋駅徒歩1分、という圧倒的な近さ

名鉄犬山線・布袋駅の東口を出れば、もう目の前にトコトコラボがある。徒歩1分という立地は、旧館時代とは別次元のアクセスだ。

施設1〜2階には地域交流センターや保健センター、そして民間テナントのマックスバリュやwatts(100均)が入居。図書館は3・4階に構える。帰りにそのままスーパーで買い物をして帰れる動線は、地元民としてじわじわ助かる仕組みだ。


変わったのは場所だけじゃない——賑わいの正体

旧館との一番の違いを問われたら、迷わず**「賑わい」**と答える。学生が多く、学習室には人が詰めかけている。旧館では感じなかったあの活気は、駅近という立地が生み出したものだろう。

それに加えて、とにかくきれいで居心地がいい。2023年開館の新しさがそのまま空間に宿っており、長居したくなる雰囲気が自然と人を呼ぶのかもしれない。

そして、ユニークなのがボードゲーム・カードゲームの貸し出し。説明書付きで、初めて見るゲームも館内でその場から楽しめる。図書館に来てボードゲームで盛り上がる——そんな使い方が普通に成立するのが、新しい図書館の姿だ。


グランドピアノのBGMが流れる場所

施設1階にはグランドピアノが設置されており、誰でも演奏できる。図書館で本を開いていると、ふと下の階から粋な旋律が聴こえてくることがある。映画館のようなイベントホールも同施設内に併設されており、文化的な香りが漂う空間として機能している。本を読みながら生演奏のBGMが流れてくる図書館——なかなか体験できるものではない。


勉強・作業利用のポイント

Wi-Fiと電源を完備。電源はPC用の専用ブースのほか閲覧机にも入っており、場所を選ばず使いやすい。学生の姿が多いのも納得の設備充実ぶりだ。

休館日(第2・第4木曜)でも、学習室は9:30〜17:30まで開放されている(年末年始を除く)。試験前の学生にとってはありがたい配慮だ。


雨の日こそ、曼陀羅寺へ

図書館から車で10分ほどの場所に、曼陀羅寺公園がある。春には色とりどりの藤棚が咲き誇る江南市を代表する名所だ。

晴れた週末は花見客で賑わうが、雨の日は人がめっきり減る。しっとりと濡れた藤を、静寂の中でひとり(あるいはふたりで)眺める——その贅沢さは晴れの日には味わえない。図書館で本を読んで、雨の藤棚を貸切で楽しむ。そんな半日の過ごし方を、江南はそっと用意してくれている。


地図に載らない、布袋の街並みを歩く

図書館から大口屋へ向かう道は、観光コースではない。しかしそれがいい。昔ながらの家々が静かに続くその道は、手を加えられていない分だけ、街の本音が滲み出ている。和菓子を買いに歩くついでに、布袋という街をそのまま感じる散歩コースとして、ぜひ足を向けてみてほしい。


基本情報

| 項目 | 内容 | |---|---| | 住所 | 愛知県江南市北山町西300番地 toko⁺toko⁼labo 3階・4階 | | 開館時間 | 9:00〜20:00 | | 休館日 | 毎月第2・第4木曜(祝日の場合は翌日)、蔵書点検期間、年末年始(12/29〜1/4) | | 蔵書数 | 約12万冊 | | ラノベ | あり | | Wi-Fi | あり | | 電源 | あり(PC用ブース・閲覧机) | | 学習室 | あり(休館日も9:30〜17:30開放) | | 駐車場 | 1時間無料+図書館利用で+1時間、民間施設利用で+2時間(合算不可) | | アクセス | 名鉄犬山線・布袋駅東口より徒歩約1分 | | 電話 | 0587-56-2306 | | 公式サイト | 江南市立図書館 |

駐車場について

基本は1時間無料(以降1時間100円、1日最大600円)。図書館カウンターでサービス券を受け取ればさらに1時間追加で合計2時間無料になる。さらに同じ建物のマックスバリュなど民間施設を利用した場合は**+2時間**の割引チケットがもらえる——ただしサービス券の合算はできないので注意。

用事の中身に合わせて最大2〜3時間無料になる設計は、複合施設ならではの使い勝手の良さだ。


こんな人におすすめ

  • 地元・江南エリアで静かに本を読みたい人
  • 学習スペースを探している学生
  • ボードゲームを気軽に試してみたい人
  • 春に藤棚と組み合わせて半日過ごしたい人
  • 買い物・用事のついでに立ち寄りたい人

周辺スポット

公園・自然

曼陀羅寺公園

江南市が誇る藤の名所。春には色とりどりの藤棚が咲き誇る。雨の日は人が少なく、しっとりとした藤を貸切気分で楽しめるという隠れた魅力もある。

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車で約10分
和菓子

大口屋 布袋本店

文政元年(1818年)創業の老舗和菓子店。代表銘菓「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」は生麩でこし餡を包んだ尾張の銘菓。消費期限2日間のため、訪問時のお土産に迷ったらこれ一択。

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徒歩約8分
散歩・街歩き

布袋の旧街道散歩

図書館から大口屋へ向かう道沿いには、観光地化されていない昔ながらの家々が静かに並ぶ。ガイドブックには載らない、生きた布袋の日常風景をゆっくり歩いてみてほしい。

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徒歩圏内

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