100万冊が円形に積み上がる、異世界へ——石川県立図書館
本のページをめくるような外観、4階まで吹き抜けた円形の閲覧空間、100万冊超の蔵書。金沢に、一度は訪れる価値がある図書館がある。

※画像はAIによる外観イメージです。実際とは異なります。
「異世界」という言葉が、珍しく正しく使われている図書館がある。
外壁のガラスとパネルが折り重なり、本のページをめくるような外観。中に入れば、4階まで吹き抜けた円形の閲覧空間が広がる。100万冊を超える蔵書が、ぐるりと360度を囲んでいる。
石川県立図書館、愛称百万石ビブリオバウム。2022年に移転開館し、全国的に注目を集めているこの図書館は、「図書館好き」を名乗るなら一度は来ておきたい場所だ。
空中に浮かぶブリッジと500の閲覧席
館内の見どころは多い。
中でも印象的なのが、中空に浮かぶように設置されたブリッジだ。吹き抜けのグレートホール最上部には1周約160mの回廊式閲覧空間もあり、本の歴史を12のテーマに分けた展示が続く。どこを歩いても本に囲まれているという感覚が途切れない。
閲覧席は館内に約500席。家具デザイナーが監修したというだけあって、席ごとに形も素材も異なり、「どの席に座るか」を選ぶ楽しみがある。
100万冊との偶然の出会い
この図書館の設計思想のひとつが、「探している本ではなく、思いがけない本と出会う」ことだ。
身近でなじみ深い12テーマを集めた本棚では、ジャンルを横断しながら視覚的に本を選べる。「何を読もうか決まっていない」状態で来ても、むしろそのほうが楽しい。館内にはカフェもあり、飲食可能な文化交流エリアではイベントや音楽会なども開催されている。
アクセスと駐車場
金沢駅からは北鉄バスで約20分。兼六園や21世紀美術館からも比較的近く、金沢観光のコースに組み込みやすい立地だ。
駐車場は館内の割引機で手続きすれば3時間まで無料。割引機は案内カウンター・カフェ内など4か所にある(事前精算機と間違えやすいので注意)。
足を伸ばすなら、こまつの杜へ
金沢から車で約50分、小松市にあるこまつの杜は、世界的な建機メーカー・コマツの工場跡地に作られた無料体験施設だ。
超大型ダンプトラックや油圧ショベルといった巨大な重機が屋外にどんと展示されており、そのスケール感は写真では伝わりきらない。館内ではミニショベルの操作体験やシミュレーターも無料で楽しめる。駐車場も無料。子どもはもちろん、大人でも十分に楽しめる。
石川県立図書館と同日に回るには少し距離があるが、金沢に泊まるなら翌日の立ち寄り先として十分に候補に入る。
基本情報
| 項目 | 内容 | |------|------| | 愛称 | 百万石ビブリオバウム | | 住所 | 石川県金沢市小立野2丁目43番1号 | | 開館時間 | 火〜金 9:00〜19:00 / 土日祝 9:00〜18:00 | | 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、特別整理期間 | | 蔵書数 | 約110万冊 | | 閲覧席 | 約500席 | | 駐車場 | あり(3時間まで無料・要割引機手続き) | | カフェ | あり | | アクセス | 金沢駅より北鉄バス約20分 |
こんな人におすすめ
- 「すごい図書館」を一度は体験したい人
- 金沢観光に知的スパイスを加えたい人
- 何を読むか決めずに本と出会いたい人
- 建築・空間デザインに興味がある人
周辺スポット
こまつの杜
世界的建機メーカー・コマツの工場跡地に作られた無料施設。超大型ダンプトラックや油圧ショベルの展示、ミニショベル体験やシミュレーターも無料。駐車場も無料。金沢からは少し足を伸ばす必要があるが、一見の価値あり。
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